2023年12月07日
12月7日(木)1時間目、講師に耕心塾塾長 今井久喜 様をお招きして第1学年対象に「相田みつをの言葉に生かされて」と題した講話をしていただきました。
講師の今井様は、雑誌の超売れっ子カメラマンを経て、映画監督として活躍。1991年発表の「真夜中の少年たち」が話題になったことがきっかけで、NHKのドキュメンタリー映画を製作するため「いのちの詩人」相田みつをを密着取材。これが縁で互いに一生の知己となり、今井様の手掛けたドキュメンタリーが、相田みつをの最後の映像となりました。
当時、さほど著名でなかった相田みつをの詩を世の中に広めるのが自らの務めと決意し、7年かけて広く紹介したのが今井様だったのです。今でこそ誰もが知る相田みつをの詩や書が、日の目を見たのは今井様の努力があってのことです。
「奪い合えば足らぬ 分け合えばあまる」
「花を支える枝 枝をささえる幹 幹を支える根 根はみえねえんだなぁ」
「ともかく具体的に動いてごらん 具体的に動けば 具体的な答えが出るから」
「感動とは感じて動くと書くんだなあ」
「いのち いっぱい 自分の花を」
などの詩を紹介していただいた後、先生も交え、みんなで「一番大切な物」について話し合いました。その結果「自分らしく生きること」という結論に至りました。
結びに代表生徒の講話後の感想を紹介します。
・自分はまだ夢を探している最中でしたが、焦らずゆっくり探していけばいいという言葉に感激しました。ちょっと感謝しています。ありがとうございました。
・今日の講話で、相田さんが言っていた大事な言葉がとても心にぐっときて、これからの人生でつまずいてしまった時、一度立ち止まり、相田さんの言葉を思い出そうと思いました。
・「物を奪い合えば物が足りなくなり、分け合えば物が余る」という言葉を知り、今の戦争と似ていると思ったので、物を奪い合うのでなく、分け合える人になりたいと思いました。これまで相田みつをさんはあまり知らなかったのですが、今日の講話を聴き、自分の夢をかなえられるよう精一杯生きようと思いました。また、相手への優しさを忘れず生きようと思いました。
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