2025年03月05日
3月4日(火)13:00~今渡地区センターホールにおいて 可児市文化創造センター館長 篭橋義朗様、可児ロータリークラブ会長 亀井和彦様、岐阜県議会議員 今井政嘉様はじめ多数のご来賓をお招きし、令和6年度令和さくら高等学院 卒業証書授与式が挙行されました。
会の冒頭、野田学院長より本年度卒業の22名の生徒一人一人に卒業証書が手渡され、3年間におよぶ高校の全課程が修了したことが証されました。
次に、式辞に立った学院長は、「目の前には希望に満ちた大空が広がっています。人と比べて焦ったりせず、腐ったりせず、どうすれば目の前の人を笑顔にできるのかだけを考え、自らの翼を信じ、精一杯の力を込めて、目の前に広がる次の大空を飛び続けてください。」と卒業生への声援を贈りました。
式辞の中では、職員合唱が行われ、いきものがかりの「YELL」を教職員全員で歌うことで、22名の巣立ちを後押しする気持ちを伝えました。
…サヨナラは悲しい 言葉じゃない それぞれの夢へと 僕らをつなぐ YELL 共に過ごした日々を 胸に抱いて 飛び立つよ 一人で 次の空へ…
続いて、来賓の篭橋様、今井様から来賓を代表してお祝いの言葉をいただき、社会へ出ることへの心構えや勇気をもつヒントとすることができました。
話を聴く卒業生の神妙な面持ちから、22名の各々が、それら言葉の一語一語を嚙み締め、心に刻んでいることが見て取れました。
その後、本校の日野校長より、アルバイトと勉学を両立しながら英検準2級にチャレンジし、見事合格した努力等に対して贈られた「校長賞」がKさんに授与され、株式会社 サーバント様より卒業生全員に令和さくらのロゴの入ったペンとマグカップが卒業記念品として贈呈されました。
そして、お別れを前にして在校生代表のEさんから、「先輩たちの導きがあって、楽しい学院生活を送ることができました。卒業後の次のステージでもご活躍されることをお祈ります。」とお別れの言葉が贈られました。
それに答えて、先日の卒業ライブでリーダーを務めたOさんが卒業生を代表して「皆さんと一緒に体験した海洋研修やスクーリング、卒業ライブの楽しかった思い出を胸に僕たちは旅立ちます。この伝統が受け継がれ、令和さくら高等学院がますます発展していくことを願っています。」と後輩への熱いYELLが語られ、感動のうちに式は幕を閉じました。
今日巣立っていった22名の皆さんのさらなる活躍を祈念します。卒業おめでとう!!
2025年02月20日
2月20日(木)10:30~11:20 可児市土田にある日特スパークテックグラウンドで、令和さくら高等学院サッカー部3年生の引退試合(通称「サッカーの日」)を行いました。
今年も昨年に引き続き、サーバント職員チームが我々の相手を買って出てくれました。折しも冬型の気圧配置で、風は北向きでしたが昨日ほどの強風ではなく、天気は晴朗にして、決戦の舞台としては申し分ありませんでした。
試合は、サーバント職員オンリーの前半の序盤は、圧倒的に令和さくらFCペースで、一方的な展開でしたが、サーバントチームは失点するや、なりふり構わぬ専務の采配で、掟破りのFCボンボ―ネーラの選手投入!!
ここからは、拮抗した展開となりました。
後半、令和さくらFCが、1年生部員を多く投入、ここからは防戦一方の展開になり、ディフェンスに回る時間が続きましたが、前半の貯金を使って何とか6対4のスコアで逃げ切ることができました。
勝利という結果ではなく、この試合の意味は、ここまでに至る過程にあります。
…思えば入部したての頃、サッカーのルールすらわからないずぶの素人集団でしたが…(もっと率直に言えば、部員の中には、中学時代、学校にすら通えていない生徒の少なくない中)3年間でここまで戦えるまでにたくましく成長した姿を見せてくれたのが、毎年のことですが、感慨ひとしお。勝ちに勝る価値だと思っています。
また、この試合には、正式な案内は一切出していないのに、さらには、平日にもかかわらず、多くの卒業生も顔を出してくれ、引退試合に花を添えてくれました。(仕事は大丈夫なん?って心配にはなるけど…、感激)
忙しい中、お相手を引き受けてくださった、蔵澄専務さんはじめサーバント職員の皆さん、そして駆けつけてくれた令和さくらFCのOBのみなさん。本日は、誠にありがとうございました。
2025年02月18日
戻り寒波の厳しい折から、心温まるホットなニュースが飛び込んできました。
2月18日(火)朝礼の時間、可児市久々利にある株式会社富士可児ゴルフ倶楽部さんから、3年生のIさんに届いた採用通知を伝達しました。
この度のIさんの採用は、昨年10月16日(水)に行われた富士可児ゴルフ倶楽部さんの企業見学がそのきっかけになっています。Iさんは元々車の運転に興味があり、運送業への就労を目指して企業訪問を続けていましたが、そこで出会ってしまったのが、ゴルフ場のグリーンを整備する乗用の草刈り機!!「あの車を操って、仕事をしてみたい」という思いがメラメラと湧き上がってきたのです。
そしてその思いに後押しされたのか、人前で話すのが苦手なはずですが、企業見学の最後に行われた質疑応答の場面で、自ら挙手し「この仕事のやりがいは何ですか?」と岩瀬支配人さんに質問するに至り、支配人さんの記憶に好印象がインプットされたのでした。
今は、仕事に必要となる運転免許証をとるため、自動車学校へ通うことを最優先にしながらの生活ですが、自動車学校の方も乗用草刈り機運転のために、オートマ限定ではなく、マニュアルに挑戦しています。
噂では、通勤のための新車も、運転免許証取得よりも早く既に購入済みとか…。
就職先がゴルフ場だけに、それらがパーにならないように、頑張って自動車学校通ってください。
何はともあれ、本当におめでとうございました。
2024年12月19日
12月18日(水)就労準備型放課後デイサービスの活動として、可児市下恵土にある新和建設住宅リフォーム専門体験型展示場に企業見学に行ってきました。
1軒の家を建てるためには、お客様の「どんな家に住みたいのか」よく聞く仕事、お客様に喜んでもらえるような家の設計を考える仕事、家を建てる土地に問題がないかをチェックする仕事、材料の手配をする仕事、設計図通り家を作る大工さんの仕事など、それぞれ専門の人がいて、今回、直接その方々から話を聞くことができました。
大工棟梁の朝日渉さんは、17歳のとき高い所に上って働いている大工さんをみて「かっこいい」と思い、18歳からこの世界に飛び込み、もう30年大工をやっている」と話してくださいました。
先に丸太切り体験をさせてもらいました。ヒノキの丸太をのこぎりで切ってみました。「日本ののこぎりは引くときに切れるようにできているので、押すときはゆっくり引くときだけ力を入れるのがコツだよ」と教えてもらい、みんなが挑戦しました。「君は筋がいいなあ、うちに弟子入りしたらどうや」なんて言葉をかけてもらっている人もいました。自分が切り出したヒノキのコースターは、袋に入れてもらいお土産になりました。
初めは、建築における斜交い(はすかい)の効果が分かる実験でした。斜交いのない家は大きく揺れましたが、斜交いを加えるとその揺れはさっと小さくなりました。
らに、防音材の効果の実験、2重サッシの断熱効果の実験など、「へー」「すごい」思わず声が出ていました。冷蔵庫で冷やしておいた「合板の床材」と「無垢材(むくざい…製材しただけの床材)」の比較にはびっくりしました。
設計担当の方からは、タブレットを使って3Dキャド(CAD)で作った設計図の中を移動する体験をさせてもらいました。指で画面を触りながら、実際の部屋に入ったような不思議な感覚を味わいながら、設計図の通り作った家を疑似体験させてもらいました。ゲームで慣れている生徒は、操作はお手のもので、さすが現代っ子です。
今回の職見学には、お忙しい中、代表取締役副社長藤井健様はじめ大勢のスタッフの方が駆けつけてくださり、説明、体験補助、質疑応答等大変お世話になりました。一言で建築といっても沢山の仕事があり、それぞれの持ち味を生かせる場があることが分かりました。そして、「努力が形になっていくところが建築の魅力」「完成した建物を眺める至福の喜び」など、建築の世界の魅力をたっぷり味わえた今回の職場見学になりました。
本日は、まことにありがとうございました。
2024年12月04日
12月2日(月)朝礼および終礼において、スクーリング中に学院に届いていた採用内定通知書を学院長より生徒本人に手渡しました。
3年生のYさんは、可児市塩にある村の木清福会 はぐみの森保育園への採用が内定しました。夏休みに実施された就労準備型放課後等デイサービスによる職場見学で、保育の仕事に目覚めたYさんは、1週間の実習および採用試験を経て、今回の内定に至りました。
4月からは、同保育園においてかわいい子どもたちの保育補助や給食の調理補助を行う予定です。
同じく3年生のSさんには、ロジスティード中部株式会社からの採用内定通知書が届きました。家から通えるということを念頭に、求人票を検索する中で、仕事内容も気に入ったこの会社で、職場体験させていただき、採用面接を経て、今回の内定に至りました。
彼女も4月から、同社犬山営業所において、主に冷凍食品などの梱包やピッキングの仕事に従事します。
4月に向けての抱負を二人に聞くと…
Yさんは、「子どもたちが笑顔になれるような保育ができるようにがんばりたいです。」と
Sさんは、「早く仕事に慣れ、休まず勤務できるようにがんばります。」と、
共に笑顔をキラキラと輝かせながら答えてくれました。
少し先になりますが、4月から社会人になる二人の未来が、いつまでもキラキラと輝き続けることを祈念します。