2024年11月12日
11月12日(火)10:30~職業講話(10)として、爬虫類専門店「レプテル岐阜」の森オーナーさんを講師にお迎えして「ペットショップのお仕事」についてお話を伺いました。
レプテル岐阜の森オーナーさんは、東京生まれの東京育ち。その彼が、岐阜の関くんだりでペットショップをオープンするという物語の背景には、底知れぬ爬虫類愛があります。
幼少のころから生き物が大好きで、幼稚園の頃からペットショップで働きたいという夢があり、その夢の実現に向けて、高校卒業後は、時給1000円もらいペットショップでアルバイトをしながら開業資金を貯めてきました。
ある程度資金が貯まって、いざ開業となった時、東京では家賃が高いし、神奈川・千葉・静岡にはすでに爬虫類の専門店がいっぱいあるし…東京から比較的近く、自然も豊かで、家賃の安い関市で開業することになったのだそうです。
ペットショップオーナーのやりがいは、仕入れから販売まですべて自分一人で切り盛りする中、独自のルートで安く仕入れたペットをお値打ちに販売することで、お客さんに喜んでもらった上、売り上げがすべて自分の手元に残るという二重の喜びを味わえる点にあるそうです。
逆に、開業当時、ほとんど売れなかった時期が続いた時期、店の認知度をどうやって上げるかについては、かなり苦労されました。お金もなく、コマーシャルも打てないので、自ら岐阜駅で店のポスターを配ったけれど、集客ゼロということもあったそうです。
今では、地道にSNSで店のことを発信することで、全国から問い合わせが来るまでになりました。
大好きな爬虫類に囲まれていることは幸せなことですが、生き物相手に一人で店を切り盛りしているので、365日休みが取れないのと、万一死なせてしまった時に、すごく落ち込むことになるのは、ペットショップオーナーの苦労と言えるそうです。
講話後の生徒の感想から…
「今日の職業講話を聴いて、どんなに自分の好きなことでも、職業にするとなると、資格を取るために勉強することやお客さんからのクレーム対応など自分の苦手とすることでも避けては通れないといったお店を経営する上での厳しさがわかりました。」
森オーナーさん、動物たちのお世話の合間を縫っての貴重なお話、ありがとうございました。お時間があるとき、また、サッカーしに来てください。お待ちしています。
2024年11月11日
11月11日(月)13:30~14:20、御嵩町の手をつなぐ育成会の方々総勢26名による施設見学をお受けしました。
学院長の歓迎の挨拶の後、まず、集会室や相談室、小学室、個別学習室、中庭などの施設を見ていただきました。
次に、大学習室の見学では、その時行われていたスクーリングのしおり読み合わせの活動の様子を併せてライブで参観していただきました。
読み合わせの活動は、全学年対象だったため、大学習室には50名以上の生徒が集まっており、参観された方の中には、その数の多さに圧倒されていた方も少なくなかったようでした。
施設見学後は、小学習室に戻り、学院長からの学院紹介を視聴していただきました。
その中で、特に、学習スタイルでは、明蓬館高等学校独自の紙と鉛筆を使わない学習方法について、カリキュラムでは、これも明蓬館高等学校独自のマイプロについて、多くの参加者の方が聞き入る姿が印象的でした。
いっぽう、令和さくら高等学院のサポート体制についての説明では、運転免許学科対策講座や情報処理検定講座などの取り組みや来年度から始まる給食の無償提供についての説明で、顔を上げる参観者の方が多くみえたのが印象に残りました。
もっと詳しくお知りになりたい方は、ぜひ、個別での見学にお越しください。
2024年11月11日
11月11日(月)13:00~大学習室において、全学年一斉に「スクーリングしおり」の読み合わせが行われました。
11月25日の出発日をちょうど二週間後に控え、まず、前回10月11日のスクーリングガイダンスで確認した集合時間や解散時間、全体行程などの基本的事項の再確認を行いました。
続いて、先週末新たに明らかになった各個人の授業時間や座席等、個別の細かい情報についての点検作業も行い、誤りがないことを確認することができました。
また、それらの読み合わせ作業に加えて、最終日に、宿泊先の「源じいの森」から大きな荷物だけを自宅へ送り返すのに使う宅急便の伝票書きも行いました。
来週、もう一度、しおりを用いた最終読み合わせを行う予定です。
2024年11月11日
11月5日(月)~11月8日(金)8:30~17:45、3年生のHさんが、家から歩いて通える職場ということで、多治見市小泉町にある成田板金さんで職場体験にチャレンジしました。
この体験では、実際の勤務により近い状況を体験するために、弁当持参で4日間、毎日徒歩で通勤しました。写真は、先輩の尾関さんを手伝って、塗装前の養生用のビニールを車に取り付ける作業をしているところです。
1日、1日と日が経つにつれて、手慣れたもので、器用に養生テープを貼れるようになりました。
そして最終日には、スポット溶接や電動やすりを用いたバリ取り(余分な金属部分の削り取り作業)まで、やらせていただけるようになりました。
先輩の尾関さんからは、「Hさんは手先が器用で、教えられた作業もすぐにマスターできましたし、何よりよく気が付き、何も言われなくても、自分から進んで手伝いができる点が素晴らしいですね。」と高い評価をいただきました。
この4日間の職場体験が、3月の就労へと、つながっていくといいですね。
成田板金の社長さんはじめ会社の皆さん、4日間の長きにわたって、職場体験を受け入れていただき、誠にありがとうございました。
2024年11月06日
11月6日(水)10:30~連携放デイの活動の一環として、美濃加茂市本郷町にある株式会社濃飛葬祭さんの企業見学に行ってきました。
はじめに、濃飛葬祭 鈴木哲馬社長さんから「人の一生で100%と言えることが、一つだけあります。それは誰もが死を迎えるということです。その人生最後の節目の式に、ご遺族様の心と記憶に残るサービスを提供することで、人の役に立つことが弊社のミッションです。」とごあいさつをいただきました。
続いて総務部CSR課の植田課長さんから、大変わかりやすい映像資料を用いて、濃飛葬祭さんの会社説明がありました。
濃飛葬祭さんは、東京ディズニーランドが開園した昭和58年、川辺町で創業。現在、美濃加茂市周辺に8つのホールを抱える葬儀社です。
葬儀社の仕事には、葬祭ディレクターや生花係、納棺師など目に見える仕事の他に、総合窓口、総務、CSRなど目に見えない縁の下の力持ち的な役割の仕事があり、一人一人がそれぞれの役割を果たすことで、親族を亡くされた不安を、安心に変え提供し続けることをやりがいとして働いてみえるそうです。
次に三つのグループに分かれて、館内を見学させていただきました。私たちのグループは、入社29年の大ベテラン、エグゼクディブディレクターの鈴木さんの案内で見学させていただきました。
館内見学では、祭壇や親族控室、僧侶控室などいろいろな用途の部屋の見学や日頃は立ち入ることのできないバックヤードにも入らせていただき、様々な物品についてその使い方や準備のための心がけなども聴かせていただきました。
施設見学の最期には、ホールに併設する「終活テラス」を見学しました。この施設は、ご遺族の方々を継続的にサポートすることを目的の一つとして設立されていて、遺品整理や故人の不動産の処理、犬の葬儀など、あらゆる不安を安心に変えることをミッションにしていることを教えていただきました。
施設見学後、ホールに戻り、質疑応答を行い、生徒の代表のお礼のあいさつをもって、予定されていたすべての日程を終えました。
今日の見学で印象的だったのは、冒頭のあいさつにおける「弊社の仕事は、形として残る品を提供することでなく、ご遺族の心と記憶に残るサービスを提供することで、人のお役に立つことです。ですから、会社にとって、社員は財産です。」という鈴木社長さんの言葉です。
この言葉から、濃飛葬祭さんが、社長さんが社員に寄せる信頼と、その信頼に全力で応えようとする社員さんたちの情熱の相互作用で成り立っている素敵な会社であることが伝わってきました。
館内を見学している最中も、納棺師の方がせわしなく倉庫を出入りする姿を目にしましたが、そんなお忙しい中、見学を受け入れ、丁寧に説明してくださった鈴木社長様はじめ濃飛葬祭の皆様、本日は誠にありがとうございました。
今日の見学をきっかけとして、経営者に「君はわが社の宝だ」と言ってもらえる社員が、令和さくら高等学院のOBから生まれることを祈りつつ、筆を置きます。
(追記)ちなみに、濃飛葬祭さんの就職には、大卒以上の学歴が必要になります。