2024年09月24日
9月17日(火)~9月20日(金)の4日間、8:30~16:00の時間で行われた、3年生のYさんによる村の木清福会「ひろみ保育園にこにこ」で実施された職場体験レポートが入りましたので紹介します。
8月の職場見学で、Yさんが「調理補助だけでなく、保育も楽しそう」と感想を書いていたため、今回は、村の木様のご厚意により、調理補助+保育補助のプログラムで職場体験させていただきました。
園児が起きている間は、保育の補助として未満児の子どもたちの遊び相手をさせてもらいました。遊んでいるときの子どもたちの笑顔は、それこそ天使の微笑で、こちらが逆に癒されているかのような感覚でした。
調理補助の体験では、調理室の外で玉ねぎやニンジンの皮をむく下ごしらえをしました。最終日には、おやつ作りの補助もさせていただきました。
空いた時間には、ごみ袋に日にちや場所が分かるシールを貼付するなどの仕事なども体験しました。
3時のおやつも未満児の子どもたちと一緒に杏仁豆腐をいただきました。おいしそうにおやつをほおばる子どもたちの顔を見ながら食べる杏仁豆腐は格別でした。
大島香澄園長さんからは「よく働いてくれて助かりました。日に日に子どもたちとの接し方が上手になってきました。」とお褒めの言葉をいただき、4日間の体験を終えました。
この実習を通して、保育園の仕事の魅力や子どもたちのかわいらしさを十分に実感することができ保育園で働きたいという意欲がますます大きくなりました。大島園長さんはじめ、ひろみ保育園の職員の皆様、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
2024年09月24日
9月24日(火)1時間目は、1年生の総合的な探究の時間 職業講話(8)「国を守る仕事~自衛隊の任務~」でした。
今日講話に来てくださったのは、自衛隊岐阜地方協力本部 美濃加茂地域事務所 山本洋平 所長さん、 柳田隆之 広報官さん、渡邉 慎二郎 広報官さんの3名です。
ともすると自衛隊という職場が、体育会系で訓練が厳しく、基地から出られないとか、長期休みが取れないとかいった負のイメージをもたれがちでしたが、今日は、そういった間違ったイメージを払拭し、実は「基本は国家公務員で、安定していて、とても魅力的な職場である」ということを伝えるための講話でした。
実際、今回の講話を聴いて、「草付けて、ほふく前進して、身体を鍛える」といった従来の自衛隊に対するイメージが180°変わりました。自衛隊の中にも自分を生かせる様々な職種があって、陸自で16職種、海自で50職種、空自で30職種ほどあり、近年では宇宙領域、サイバー領域、電磁波領域など領域も増えていて、努力次第では、働きながらそれらに関する資格も取らせてもらい、自分自身をレベルアップできる魅力的な職場だということがわかりました。
そんなエピソードの中で最も印象的だったのは、高校を卒業して自衛官になり、そこから興味のあった英語を勉強し、通訳の資格を取って、平和な国際社会構築のために世界を駆け回っている女性自衛官の方の体験談でした。
彼女が瞳をキラキラと輝かせながら最後に語った「自衛隊は、”Where there is a will, there is a way.”(意志あるところに道は開ける)な職場です。」は心に突き刺さる説得力がありました。
講話のラスト10分は、基本教練体験で、敬礼の仕方を教えてもらいました。この講話の終わりの挨拶では、教えていただいた敬礼を使って、全員で自衛隊式に終わりの挨拶をしました。
生徒たちの敬礼が、ぴちいっと揃っていることから、この講話がいかに子どもたちの心に届いていたが推し量れます。
全てのプログラムが終了後の質疑応答の中で、「自衛隊員になるために、これからどんな力を付けるとよいか、アドバイスをお願いします。」という質問に対して、山本所長さんから「体力や語学や諸々の知識ということも確かに大切ですが、それよりも何よりも、相手の気持ちを思いやる優しさが一番大切だと思います。この学院の雰囲気はとてよいので、今のままで大丈夫かと思いました。」という予期せぬ答えが返ってきました。
社交辞令とわかっていても、とても嬉しかったです。それも含めて、本日はお忙しい中、お越しいただき、大変楽しくてためになるお話をありがとうございました。
講話後の生徒の感想 ―—
今日の講話を聴いて、自分が持っていた「キツイ、キビシイ」という自衛隊のイメージががらりと変わりました。比較的自由な時間もあって、災害救助では被災地の方から感謝もされ、やりがいも感じられるし、魅力的な仕事だと思いました。
自衛隊には、宇宙とかサイバーもあって幅が広いことを初めて知りました。教練体験も出来て良かったです。
(追記)11月6日(水)には、春日井か小牧基地に出向き、職場見学をさせていただく企画も進行中です。
2024年09月20日
9月20日(金)の1時間目、3年生の課題研究の時間として10月中旬に実施される「日本語ワープロ検定」、「文書入力スピード検定」対策の個別のレッスンが行われていました。
今回受検するのは、3名の3年生ですが、今日はその中の1名が教務副主任の各務先生からブラインドタッチの特訓をマンツーマンで受けました。
2024年09月20日
9月19日(木)、1時間目に1年生の「国語入門」のマイプロガイダンスを行いました。
明蓬館高校の学習は、パソコンを使った個別学習が基本ですが、国語や英語、数学のような個別で進めるのに難しさのある教科については、このようにグループ学習の形態で、学年一斉に進めることもあります。
まず授業の導入で、科目目標シートにある教科の目標が「伝統的な言語文化に関する理解を深める」や「社会に出た時に役立つ言語力を身に付ける」であることを確認しました。
今日のガイダンスで紹介されたマイプロのテーマ例は「思いを伝えたい人に手紙を書こう」というもので、古田先生がアニメの登場人物ロロノア・ゾロに向けて書いたファンレターが学習材です。
「このファンレーターのどこをどう直すと、もっと思いがよく伝わるか」という課題の下、グループで手紙を推敲していきました。
この推敲作業を通して、生徒は「頭語」「時候の挨拶」「結語」「後付け」といった伝統的な言語文化としての手紙の形式を学んだり、社会に出た時に役立つ「正しい敬語の使い方」を身に付けたりすることができます。
「みんながよく知っているアニメの登場人物に対する先生のファンレターをより良いものに直す」という活動に必然性を感じた生徒たちは、どのグループも目を輝かせて推敲に取り組んでいました。
このガイダンスをベースにして、各グループがどんな手紙を書き上げてくるか楽しみです。
2024年09月18日
9月18日(水)10:30~12:00 放課後等デイサービスの活動の一環として、愛知県犬山市中道にある(株)ハマキョウレックス中部支社 小牧定温センターに職場見学に行ってきました。
ハマキョウレックスは、名古屋~中津川エリアにある370店舗のファミリーマートに弁当やパン、チルド製品を配送する一大物流センターです。
というより、「一昨年卒業したW先輩のが務める会社です」と言った方が分かりやすいかもしれませんね。今日の見学会は、資料の準備から案内に至るまで、W先輩の主導で進められました。
先ずは、施設内を見学させていただきました。
施設内は写真撮影禁止の為、お見せできませんが、始めに案内されたチルド庫は、常時+5°Cに設定されていて、涼しいというのを通り越して、冷蔵庫の中のような冷たさでした。外は今日も季節外れの猛暑日でしたが、ここは全くの別世界です。
二番目の部屋は弁当庫で+20°Cに設定され、三番目の部屋は常温庫で、三つの倉庫には、それぞれの温度にふさわしい品物が置かれていて、配送先の店舗からの指示通り荷物をピッキングし、バットに収めてトラックに詰め込みます。
見学から戻り、会議室で質疑応答を行いました。いつもの職場見学と違い、質問する相手がかつて知りたる学院の先輩だからか、いつもよりも活発に質問が出されたのが印象的です。
その質疑応答から、
・1日に午前10店舗、午後10店舗の20店舗ほどを回る
・1日に130km~200kmくらい走行する
・給料は走行距離ではなく時間によって決まる
・月に45時間くらいの時間外勤務をしている
・もともと車が好きでトラックの運転をしたいと思っていた折、サーバントの千住社長さんの取り
計らいでハマキョウレックスに入社できた
というような具体的な話が聞けました。
思い起せば5年前、人前に出て話すことが大の苦手だったWさんが、こうして後輩に向け、自らの仕事について堂々と説明する姿を目にすると感慨ひとしおです。
大石課長さんによれば、Wさんは今では、新人ドライバーさんの採用面接に同席するほど、上司からの信頼も厚いそうです。
後輩の質問に真摯に答えるWさんを見ながら、学習に対する苦手意識があり、1年次にほとんど自分では進められなかった学習を、運転免許が早く取りたいからと、3年次には誰よりも早く課題を終えていた彼のことを思い返しています。
自分の好きや強みが突き抜けるとき、人は大きく成長するのだなあっと、改めて感じた職場訪問でした。
お忙しい中、大勢の見学を快く受け入れてくださった大石課長さんはじめハマキョウレックスの職員の皆様、そしてW先輩、今日は本当にありがとうございました。
(追記)弁当庫を見学した時、バットに貼られた行先のラベルに「ファミリーマート今渡鳴子店」とありました。あなたが今、手にしたパンは、もしかしたら、先輩が配送したものかもしれません。