2023年10月18日
10月18日(水)午後、可児市文化創造センター(ala)が主催する「街元気部」の一環であるフロントスタッフ体験に参加した3名の学院生を激励方々、ala collection vol.14「フートボールの時間」を観てきました。
スタッフ用のお揃いのTシャツを着て、堂々と立ち回る3名の学院生は、自信に満ち、学院の姿とは見違えるようでした。こういったボランティア体験を通して、一回り大きくなっていることが見て取れました。
さて、この演劇「フートボールの時間」は、丸亀高等女学校の運動会でサッカーに興ずる女子生徒の嬉々とした姿を写した1葉の写真に想を得た丸亀高校演劇部の豊島先生が創作したシナリオを脚本家の瀬戸山美咲さんが潤色した作品です。
この作品では、ジェンダーギャップが今よりもっと苛烈だった大正時代、一見平和そうな運動会の光景の奥に隠れた当時の女性の苦悩がテーマになっています。
写真の中の少女たちは、それから100年後、まさか日本が女子サッカーで世界一になるとは思ってもみなかったはずです。ラスト10分は涙なしでは観られませんでした。暗くて確認はできませんでしたが、客席のあちらこちらからすすり泣く声が聞こえてきました。
小劇場ということもあって、間近で演ずる役者さん達の熱量も相まって、本当に感動しました。
可児公演は、10月22日(日)まで公演されます。当日券は2500円で購入できます。時間があれば、ぜひ、足をお運びください。感動の共有しませんか。
…今日は、観劇で感激した1日でした。
お誘いいただいた篭橋館長さんはじめスタッフの皆様、生徒の指導をしてくださった「街元気部」の皆様、本当にありがとうございました。